フクロウと言えば、モフモフとした羽毛と、大きな目と顔が特徴的ですよね。

野生のフクロウの主食は「野ネズミ」と言われていますが、住んでいる地域によって異なるようです。

フクロウはどのようにして獲物をゲットしているのでしょうか?

今回は、「フクロウの狩りの方法」について調べてみました。

フクロウ 狩り 方法

「翼」はフワフワ

フクロウは、羽音を立てない「しなやかな翼」を持っています。

音もなく飛翔することができる秘密は、特殊な「羽」にあります。

一般的な鳥に比べ、やわらかい綿羽(めんう)が多く、翼と体の成羽(せいう)は表面がやわらかい毛に覆われています。

フクロウの羽の表面は、非常に細かい毛で覆われています。

そのため、フクロウを直接触ると、ふわふわーっとしていて、まるでぬいぐるみのような柔らかい感触です。

僅かな羽の振動も、このふわふわの表面の毛によって、空気に伝わりにくく、羽同士が擦れ合う音もしません。

また、風切羽(一番外側の風切羽)には、櫛状の外縁があり、優れた消音効果があります。

これは「鋸歯状突起(きょしじょうとっき)」と呼ばれます。

翼がのこぎりの歯のようにギザギザになっている構造のことを指します。

これによって、翼の表面に小さな渦を発生させて、羽音の発生を抑える役割をしてくれているのです。

ちなみに、この鋸歯状突起(きょしじょうとっき)は、新幹線のパンダグラフやパソコンの冷却ファンにも応用されています。

とても優れている構造なのですね。

飛び方にも特徴があり、フクロウは羽ばたきを抑えて、すごくゆっくり飛びます。

そのため余計に羽音を立てずに飛ぶことができるのです。

このようにして、フクロウは自分の羽音に邪魔されずに、鋭敏な聴覚をフルに使って、獲物の位置を正確に狙えるの

です。

 「顔」はパラボラアンテナの役目

フクロウの顔は丸くて平べったいですよね。

顔は、パラボラアンテナの役目を果たし、優れた集音効果があります。

集めた音は、顔にある“羽毛”を伝って速やかに左右の耳に伝えられます。

ちなみに、羽毛が一部でも欠けると、正確に獲物を狙うことが難しくなるようです。

「目」は、暗視に適した構造となっており、わずかな光でも感知する眼細胞があります。

感度は、人間の10~100倍ほどであると言われています。

多くの鳥は、顔の横に目がついていますが、フクロウは目が正面にあるのも大きな特徴です。

獲物をより立体的に見ることができるというメリットがあります。

視野は110度くらいの“狭い範囲”というデメリットもありますが・・・・。

それを補うために、フクロウの「首」は、左右に270度回ることができるよう進化しました。

動かずとも真後ろを見ることができ、首を回しながら獲物が発している音を、遠くからでも聞くことができるのです。

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左右の「耳」の位置がずれている

実は、フクロウの耳は左右で位置がずれています。

右耳の方が、左耳よりも位置が高くなっています。

また、右耳は「下」を、左耳は「上」を向いていて、大きさにも違いがあります。

このずれで、左右に届く音のわずかな時間の差を感じ取り、獲物の位置を正確に把握することができます。

水平面・垂直面を伝って、左右の耳に音が届いた時間差・音圧の差を瞬時に計算しているのです。

このようにフクロウは「聴覚情報処理」が非常に優れていると言えます。

広範囲に及んで、ぐるりと四方を聞くことができる“聴空間地図”を持っているおかけで、夜間での狩りも問題なく行えるのです。

積雪下1メートルの深さにいるネズミの鼓動も聞き分けて、位置を正確に捕らえることができるというから驚きです。

足で獲物をがっちりホールド!

足には4本の指があります。

タカやハヤブサは、第1趾のみ後ろ向きで、他の3本は前を向いているだけで、獲物を引っかけて捕えます。

引っかけているだけなので、獲物を落としてしまう危険があります。

しかし、フクロウの第4趾(最外側)は、前後に自由に動かすことができます。

基本的に足は、前に3本あって、後ろに1本なのですが・・・・。

狩りの時は、4本指を前後2本ずつに分けて、ちょこまかと動き回る小さなネズミでも、がっちり掴んで捕らえることができます。

しかも握力は、体格が同じくらいのタカよりもかなり強いと言われています。

フクロウに狙われて音もなく忍び寄られてきたら、獲物はもう打つ手なしですね。

まとめ

いかがでしたか?

フクロウは、わずかな音でも聞き分けることができ、音もなく忍び寄って、ガシッと獲物を捕まえることができることが分かりました。

いかに、夜間での狩りに適した構造であるのかがご理解いただけたかと思います。

可愛い姿をしていますが、“猛禽類”であることを忘れないようにしなければいけません。

ふくろうカフェなどで、実物のフクロウを見る機会がありましたら、耳の位置などをよく観察してみることをオススメします。

ただし、フクロウを怯えさせたりしないよう注意してくださいね。

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