近年、テレビ等の影響からフクロウの人気が高まりペットとしてフクロウを飼育する方が増えていますが、フクロウの繁殖時期やヒナの入手方法についてご存じでしょうか?
そもそもフクロウはヒナの状態から飼育することができるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
フクロウの繁殖シーズンは春先から
フクロウは春先から繁殖期に入ると言われており、この時期のフクロウの鳴き声は叫んでいるかのように聞こえるため、女性が悲鳴を上げていると勘違いすることもあると言われてます。
フクロウは基本的には穏やかな性格といわれていますが、ヒナを育てている時期は攻撃的になり巣に近づくだけで頭上から目や耳などを狙って攻撃してくるため、なるべく近寄らないようにしましょう。
フクロウの産卵から巣立ちまでの流れ
フクロウは3~4月の春先に繁殖期に入り、この時期2~4個の卵を産むといわれています。
卵は1ヶ月どで孵化し、ヒナが小さいうちは雌が巣でヒナを守り、雄が狩りに出かけます。
2週間ほど経過し羽が生えそろい自分で保温が出来るようになると、雌も狩りに出かけ孵化してから35~40日ほどで巣立っていきます。
始めの数ヶ月は両親の下で狩りの方法を学び、若鶏に成長したあとは親元を離れて自立していくといわれています。
フクロウのヒナは専門のブリーダーから
フクロウのヒナを入手することは可能ですが、市場にはほとんど出回っていない可能性が高いため、どうしてもフクロウのヒナから飼育したいという場合は毎年繁殖に成功している専門のブリーダーからの購入がおすすめです。
フクロウはとてもデリケートな性格をしており、こだわりが強く個体によって癖があるため柔軟に対応できる知識と経験が必要不可欠となります。
そのためヒナの状態から飼育するのであれば、必ず直接ブリーダーから飼育方法を質問できる環境であるか確認するようにしましょう。
自信がない場合はヒナから飼育することは諦め、ある程度慣れた状態のフクロウを引き取ることがおすすめです。
エサは人が与えることで慣れた状態にできる
フクロウを飼育する上で人間になれた状態にしておきたい場合は、エサは人の手から与えると良いでしょう。
フクロウは自立心旺盛な生き物であるため、人の手からではなく自由に食べることができる環境にしておくと懐かなくなることが多いため注意が必要です。
これはヒナに限らず大人になっても同じであるため、慣れた状態で飼育したい方は人の手からエサを与えるようにすると良いでしょう。
まとめ
フクロウは春先から繁殖期に入り、狩りの方法を覚えて親元から巣立っていくと言われています。
フクロウのヒナの飼育方法は、柔軟な知識と経験が必要になってくるためある程度慣れた状態のフクロウを引き取ることがおすすめです。
また、飼育する上で人に懐かせておきたい場合は、人の手からエサを与える方法をとると良いでしょう。