フクロウと言えば、夜行性でふくよかな体型をしたかわいらしい動物ですが、天敵が迫ると細くなるようです。
なぜ体を細くする必要があるのか、ご紹介していきます。
フクロウとは
まずは、フクロウについてお話しさせていただきます。
フクロウとは、鳥類の一種で大きな目が特徴的です。
この大きな目は、眼窩(がんか)に固定されているため人間のようにキョロキョロと動かすことはできません。
その代わり、まわりの危険を察知するために頭を真後ろや上下反転に自由に動かすことができます。
フクロウの視力は、人間でいうと遠視です。
数センチ以内のものははっきり見ることが難しいです。
また、瞳孔が大きいため、昼間など明るい時間・場所はとても眩しく視界が悪い状態だと言えます。
逆に夜のように暗い場所は、よく見えます。
フクロウの体が細くなる?!
フクロウすべてにいえることではありません。
アフリカ一帯に生息する「アフリカオオコノハズク」という種類が、体を細長くする特徴があります。
なぜなのかというと、身を守るため自分を木の枝に見せようとして、体を細長くするのです。
夜行性であるフクロウは、昼間は自分より一回り小さい小鳥にもいじめられる臆病な鳥です。
そのため敵が近づくと恐怖心から木と同化しようと身を隠したり、気づかれないように体を細長くしたりと擬態するという習性があります。
筋肉や体を細くしているというイメージがありますが、普段モコモコしている毛や羽を小さくたたんで細く見せています。
他の動物でいうとポメラニアンという犬のような感じでしょうか。
ポメラニアンもモコモコとした毛でぽっちゃりしているイメージがありますが、お風呂に入れると毛が濡れて元の華奢な体が露わになります。
かわいいのですが、お風呂の時はちょっと怖く見えてしますんですよね…。
アフリカオオコノハズクの場合は、シュッとかわいいフクロウからかっこいいフクロウに変化します。
まとめ
最近では、フクロウが女性を中心にとても人気です。
フクロウを飼い始める人や、フクロウカフェも多くなってきました。
今回ご紹介した、「アフリカオオコノハズク」のように危険が迫ると体を細長くするなどの特徴や、性格を知るともっとフクロウが好きになるかもしれませんね!
大きさも種類によって違いますので、調べてみても面白いかもしれません。