フクロウは、森や里山、農耕地、草原、大木がある大きな公園、ご神木のある神社やお寺など、割と身近な場所で生息しているようです。

個体数が少なく、主に夜間に活動するのもあって、なかなか野生のフクロウを見る機会はありませんが・・・・。

もしも、野生のフクロウが怪我しているのを見かけたらどうしたらいいのでしょうか。

今回は、「野生のフクロウの保護」について調べてみました。

フクロウ 怪我 保護

野鳥は個人では飼えません!

怪我や弱っているフクロウを見かけて、自宅に連れ帰って保護するのは法律上禁止されています!

「鳥獣保護法」で、フクロウを含め、野鳥を家庭で飼うことは法律で禁止されているのです。

そもそも、日本に生息しているフクロウの仲間は、保護対象とされており、飼育は厳禁となっています。

ペットショップなどに並んでいるフクロウは、海外種のフクロウになります。

飼育が禁止されている理由は、野生鳥獣の乱獲や密売を防止するためです。

助けたくて一時的に保護した場合でも、厳密に言えば「法律違反」になることを、把握しておきましょう。

治療はどこでしてもらえるの?

野生のフクロウが怪我をしていたら、動物病院や保護センター、動物園などで診察してもらえる可能性があります。

まずは連絡して、フクロウの診察ができる獣医がいるかを確認しましょう。

また必ず、各都道府県の「野生鳥獣担当機関」などの担当窓口と連絡を取り、今後の対応の仕方についての指示を受けましょう。

もしも連絡しなかったら、あなたが違法にフクロウを捕獲したと間違われてしまう恐れがあるのでご注意ください。

ちなみに、野生の鳥を触る時は、感染予防のため、必ず手袋を着用しましょう。

出血している個所を素手で触るのは厳禁です。

また、鳥の体温は40度ほどあると言われ、人の手で包んで温めようとしたらかえって体温を奪ってしまう事態に陥る可能性があるので注意しましょう。

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保護するなら、必ず届け出を!

動物病院や保護センターなどで、フクロウが野生に戻るところまで預かってくれるのが望ましいですが、やむを得ず一般の人が野生のフクロウを保護する状況も考えられます。

その場合、都道府県への届け出が必ず必要となり、許可が下りれば「許可証」をもらうことができます。

まとめ

いかがでしたか?

いくら助けたいからといって、勝手に野鳥を保護して育てるのは法律では禁止されているので注意しましょう。

必ず行政や、専門家と連絡を取り、指示を仰いでくださいね。

保護をしたフクロウを、いきなり素人が育てるのは困難です。

もし助けてあげられなかったとしても、それは自然の摂理であり、仕方のないことだと思います。

自然には厳しい現実があることを、十分理解しておかないといけませんね。

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