フクロウの耳はどこ?と聞かれてもピンとこない方も多いでしょう。
実際に触ってみる機会がなければ羽毛に隠れているので見る事ができないと思います。
またフクロウの耳の位置は他の動物と違って非対称になっていることをご存知でしたか?
今回はフクロウの耳の位置と、仕組みについて調べていきたいと思います。
フクロウの耳のしくみ
フクロウの耳が非対称ってどういうこと?と疑問に思いますよね。
私たち人間やほとんどの生物の耳を正面から見た場合、その大きさも左右の耳の高さも対象にあります。
ですがフクロウに関してはこれが当てはまらず、大きさも違えば左右の耳の高さも違います。
右耳が口元の高さにあるならば、左耳は目元の高さにある、というように上下にずれているんですね。
では、なぜこのように位置が異なるのか。
これは音の音源を立体的に認識する為だと言われています。
位置や距離感を認識することに優れているので、目だけでは捉えにくい獲物でも上手に捕獲することができるのです。
どんな獲物も逃がさない!?
フクロウの好物はネズミや小型の小動物、小型の鳥類、昆虫類、爬虫類、両生類など、その食性は幅広いものです。
狙った獲物はふわりと飛び立ち羽音を立てずに背後から鋭い足を押し付け捕らえます。
フクロウは視界を広げる為、首を動かし、顔を回し、獲物を探します。
もちろん非対称の耳もフル活用です。
雪の下にいるノネズミも、トンネル内を移動しているモグラや小さなミミズでも上手に捕らえることができるのだそうですよ。
飼う時は責任もって!
ハリーポッターという小説で一躍人気になったフクロウ。
映画化もされましたが、皆さんご覧になったことはありますか?
イギリス発の大人気小説が影響して、実際にフクロウを飼う人が急増したそうなんです。
ですが現実に飼ってみればやはりお世話が大変!
次第にフクロウを違法に解き放つ人が増えてきてしまいました。
イギリスではこのことが問題視されているそうです。
自然界の生態系に影響を与えてしまいますからね。
飼う時は簡単ですが、生き物のお世話を続けていくことは案外大変なことです。
フクロウに限らず、動物を飼う時は責任をもって飼うようにしましょう。
まとめ
フクロウに狙われた動物は恐らく逃れることは出来ないのでしょうね。
獲物を捕獲する為とはいえ、首の動きや非対称の耳、鋭い足をもつフクロウ。
怖いものなしのような気がします。