最近、どんどん人気の出てきているフクロウですが、日本のどこで野生のフクロウを見ることができるのでしょうか。
日本では、九州より北の地域で野生のフクロウを見ることができます。
四国や九州に生息するキュウシュウフクロウや本州の北にいるフクロウなどがいます。
では、寒い北海道にはどんなフクロウは、いるのでしょうか。
北海道のフクロウは2種類
北海道に生息しているフクロウは、2種類見つかっています。
エゾフクロウとシマフクロウです。
エゾフクロウ
フクロウの中で、北海道に生息するフクロウをエゾフクロウと呼んでいます。色は、白っぽくて南に下っていくほど色が黒くなってくるみたいです。
昼は全く活動せず、夜になると野ネズミや小鳥を捕食して食べています。
シマフクロウ
シマフクロウは、サッカーファンならご存知だと思いますが、コンサドーレ札幌のマスコットキャラクターになっているフクロウです。
世界最大といわれているフクロウとなります。世界中で一番大きなフクロウが、日本では、北海道にだけ生息しています。
さらにシマフクロウは、国内のフクロウの中で唯一魚を主食とするフクロウです。
エゾフクロウとシマフクロウの大きな違い
北海道の草原や森に行くと、エゾフクロウはほぼすぐに見つかります。
しかし、シマフクロウはなかなか見つかりません。なぜなのでしょう。
実は、シマフクロウは絶滅危惧種になっています。
全世界で約1000羽ぐらいしか残っていません。そのうちの約1割が北海道に生息しています。
昔、シマフクロウは、守護神として祭られていました。しかし、人間がシマフクロウの生活圏に入り、繁殖の邪魔をするようになったので固体の数が減少したようです。
シマフクロウを増やそうと人工的に繁殖を試みていますが、なかなかうまくは、いっていないようです。
エゾフクロウは、夜に活動するので闇に鳴く神とされていました。こちらは、たくさん個体数がありますので、容易に見つけることができます。ただ、発見できるのは、夜行性ですので夜になってしまいます。
まとめ
北海道で野生のフクロウを見た時、シマフクロウだったら幸運です。
見つけたからといって触ったり、捕まえに行ったりせず観察するだけにしてあげてください。このままいきますと全世界で、一番大きいシマフクロウが日本にいるのに絶滅してしまいます。大事に見守っていきましょう。