ペットショップで飼われているフクロウを見たことがある人は多いのではないでしょうか。しかし、野生のフクロウを見る事は中々難しいですよね。そこで、目撃情報も多い埼玉県で野生のフクロウが見られる場所を調べてみました。
フクロウが見られる埼玉県秩父市とは
秩父地方は面積で埼玉県の四分の一を占めており、そのほとんどが山なので、野生動物の宝庫でもあります。
しかし、ダムや道路、人災などで怪我をしたフクロウや他の野生動物たちが、警察や環境管理事務所さんから動物病院へ届けられる事も沢山あります。すぐに山へ返せる野生動物もいれば、安楽死の処置をとる野生動物も少なくはありません。秩父市では、日本のフクロウ類の中でいちばん小さなコノハズクの記録がよくあるようです。また、きついフクロウが多いのですが、人なつっこいフクロウも中にはいるようで、人からえさを与えてもどんどん食べる野生のフクロウもいます。また、秩父市の秩父神社には「北辰のふくろう」と呼ばれる彫刻があります。このフクロウは、体は南の本殿を向いているのに、顔だけ180度逆の北の方向を向いて、祭神である妙見菩薩を守っているそう。
妙見菩薩は北辰菩薩とも呼ばれており、北極星を神格化したものと言われています。北極星は、昔から『道しるべ』として利用されてきただけではなく、天空の星が北極星を中心に回って見えるため、尊い星として崇拝の対象ともなりました。「北辰のふくろう」が真北をずっと見つめているのは、北極星の方向から妙見神が現れるからだそうであり、フクロウは古くから知恵のシンボルとも言われています。
秩父市以外でフクロウを見られる場所とは
野生のフクロウは街の公園や林でも目撃されているようです。埼玉市の秋ヶ瀬公園や浦和市の公園ではよく目撃情報があります。
また、大宮氷川神社に来るアオバズクは有名だそうで、よく人を集めているそうです。フクロウは夜行性なので、昼間は寝ており夜間活動するので生息していても気が付かない場合が多いのですが、雛が生まれると、昼間でも餌を捕って運ばなければいけないので生息している場合は見られる確立が増えますよ。
まとめ
野生のフクロウは中々見る事は出来ないですが、街の公園や神社にも生息しているようですね。運が良ければフクロウの雛も見る事が出来そうです。野生のフクロウを見たい方は、身近な場所から一度足を運んでみてはいかがでしょうか。