様々な場所で生息しているフクロウ。関東地方でも目撃情報があがっているようです。しかし、保護が必要なフクロウも中にはいるようです。

神奈川県に生息しているフクロウとは

神奈川県は、北部と西部に丹沢・箱根・小仏山地があり、相模川を挟んで東側は平野や丘陵地になっています。

大きな河川には酒匂川・相模川・多摩川があり、相模湾と東京湾に流れています。このような多様な環境が、神奈川県では、多くの鳥類を育んでいます。山地には、コノハズクなどの猛禽類が見られています。ですが、コノハズクなどの夏鳥は減少傾向にあります。

コノハズクは、棲んでいた環境にあまり変化が認められませんが、姿を消した地域があります。このようなことは、越冬地である東南アジアの大規模な森林伐採が影響している可能性があります。

神奈川県、横浜、千葉県で生息されているフクロウの種類とは

横浜に生息しているフクロウとは

カーリットの森という場所で数年ぶりにフクロウの生息が確認されたそうです。

カーリットの森とは、日本カーリット社の工場跡地とその周辺の緑地のことで、保土ケ谷区と旭区にまたがる約60haの広大な土地になります。ホタルやフクロウなどの希少な生物も生息する、自然豊かな森の総称だそうですが、近年はフクロウの姿はほとんどみられることがなかったそうです。

また、横浜は地形的に自然と都市が混じっているので、比較的、野生動物も多くみられるそうですが、春にかけて野鳥の繁殖シーズンになるそうで、新治公園では心無いカメラマンによる無理な撮影で野鳥の繁殖に影響も出ているそうです。

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千葉県で生息されているフクロウとは

千葉県でも重要保護鳥類、個体数がかなり少なく、生息・生育環境がかなり限られており、生息・生育地のほとんどで環境改変の可能性があるなどの状況にある生物の中にフクロウも入っています。

放置すれば著しい個体数の減少は避けられず、近い将来カテゴリーAへの移行が必至と考えられています。千葉県では、コミミズク・オオコノハズク・アオバズク・フクロウが挙げられています。状況としては、個体数が少ない冬鳥で、東京湾岸の埋め立て地が広大な草地だった時期はコミミズクやトラフズクが多数渡来したが、埋め立て地の越冬地が消滅したため個体数は減少したそうです。

また、樹林の減少や植林地の拡大により、オオコノハズクの越冬環境は悪化しているそうです。アオバズクは夏鳥ですが、夜行性のため、詳細な分布の把握や個体数の推定行われていません。開発に伴う森林の分断化・消滅や植林地の拡大等により、繁殖場所や個体数は減少しています。フクロウは留鳥。市街地を除く県内各地に分布します。

県内の森林には樹洞のできるような大木は元々少なく、社寺林や屋敷林に残る大径木も伐採や枯死により次々失われています。営巣場所の不足により、繁殖できない個体が相当数いる可能性があります。

まとめ

近くで見られる場所でも心無い人による撮影等で繁殖に影響が出ている事は確かです。

きちんとマナーを守って静かに撮影や見る事が大切ですね。また、フクロウを守るためには様々な方法で保護しなければならない事が大切ですね。フクロウもしっかり生きている動物なのですから。

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