可愛くてペットにしている人も多いフクロウ。その中でも保護が必要なフクロウもいるようです。山口県と岡山県に生息するフクロウについて調べてみました。

山口県に生息するフクロウとは

全長約500mm、成鳥は雌雄同色、全身灰褐色で褐色縦斑があるのが特徴のフクロウ。羽角がなく顔盤がよく発達し、目が大きく虹彩は濃い黒褐色、足指には羽毛が密にあります。

夜行性で日中は薄暗い林などで休んでおり、餌はマウス・鳥類・爬虫類や両生類などを捕食しています。日本に生息する4亜種の内、山口県ではキュウシュウフクロウが留鳥として大木のある森や社寺林に生息していますが、営巣に利用できる樹洞のある大木の減少、餌動物の化学汚染による蓄積などにより繁殖率の低下が考えられています。

生息少数や繁殖環境が消失し悪化しています。

また、殺鼠剤や農薬に汚染された動物の捕食による生息への脅威が考えられており、山口県では準絶滅危惧となっています。

山口県と岡山県で生息する保護が必要なフクロウとは

岡山県に生息するフクロウとは

全長29cm、頭から上面・翼の上面・尾は黒褐色が特徴のアオバズク。腹は白色で黒褐色の太い点がつながった縦斑があります。フクロウの仲間で、オスよりもメスの方が大きな体をしています。

日本では、北海道から本州・四国・九州や種子島まで夏鳥として渡来し繁殖します。冬季は東南アジアで越冬し、岡山県では全域に渡来して繁殖しています。全国に分布していますが、個体数は多くありません。繁殖期の雄は夜間「ホッホー、ホッホー」と鳴き、平地から山地の大きな木の多いところに生息し、日中は樹上や樹洞で休息しています。

夕暮れから活動を始め、夜行性のガ類や甲虫類を捕食しています。森林伐採や樹洞大木減少、フクロウの写真目的等の営巣接近や農薬汚染、餌生物減少の理由から絶滅危惧Ⅱ類となっています。岡山県では、アオバズクの他にフクロウも絶滅危惧Ⅱ類となっています。

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まとめ

営巣場所が無く個体数が減っており、保護が必要なフクロウは沢山います。今いるフクロウを大切にし、安心して沢山繁殖してほしいですね。小さな命をしっかりと守ってあげる事が重要です。

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