フクロウの餌は、主に冷凍された餌を解凍して、解体してから与えます。
手間暇がかかり、なかなかのグロさがあるので、そもそも解体作業に抵抗がある人には、フクロウの飼育はオススメできません。
それにしても、フクロウはカルシウムを吸収するのが難しいようです。
今回は、「フクロウのカルシウム不足」について調べてみました。
硬い骨は消化しにくい!
フクロウの食事は、基本的には生肉であり、獲物を丸呑みして食べます。
その後、硬い骨や毛、羽などの栄養分を吸収して、消化できない部分を、口からもう一度、“塊”として定期的に吐き出します。
これは「ペリット」と呼ばれる生理行動になります。
フクロウは、胃液の酸が弱く、骨の大半を消化することが困難だと言われています。
カルシウムが不足してしまうと、虚弱体質になりやすく、健康を害してしまう恐れがあります。
健康な体をつくるには、カルシウムに限らず、各種ビタミンなどの栄養バランスを気に掛ける必要があります。
餌での注意点について
餌として売られている、ヒヨコやピンクマウスは骨密度が低く、カルシウムがあまり期待できません。
また、コオロギ、ミルワームなどの虫は、脂質が多く、リンとカルシウムのバランスがすごく悪いので、時々”おやつ”として与えましょう。
あくまでも補助食ですね。
サプリメントがオススメ!
じゃあ、どうしたらカルシウムを補えるのかと言うと・・・・。
猛禽類用に、各種栄養素を補助する「サプリメント」が販売されています。
骨密度が低いヒヨコやピンクマウスには、サプリメントでカルシウム剤を混ぜてから与えると効果が期待できます。
しかし、使用の際には一つの栄養素だけに偏って摂りすぎないように注意しないといけません。
リン酸を大量に摂取すると、カルシウムの吸収を阻害すると言われています。
またサプリメント一瓶を買うと、なかなか消費できず、使い切れない可能性があります。
動物病院などで、小分けパックで販売してくれる所があるそうです。
詳しい専門家に聞きながら、栄養バランスをよく考えながら与えていきましょう。
1羽飼いの俺にとって
サプリの小分け売りは
すんごくありがたいのです。フクロウのみせchouchou
大阪天満宮店で
キク女王様のごはんを
仕入れるついでにエビプロエビアン
アークビッツ
ビタホークの各10g三種セットと
専用ボトル×3と
専用スプーンを仕入れました。 pic.twitter.com/fYOu3QdU3s— きのこダディ(進化したキクのおとやん) (@masked29jacuzzi) 2017年3月9日
まとめ
いかがでしたか?
フクロウが健康に過ごすためには、栄養バランスの良い“適切な食事”を与えることが大切です。
これは人間も同じだと言えますね。
ただし、食事の内容は人間とは大きく異なります。
飼育する前には、フクロウの生態や、身近に詳しい専門家・獣医がいるかどうかなどをよく調べてから、購入を検討してくださいね。