何かしらの体の異常が原因
フクロウでも、犬や猫と同じ様に、「クシュン!」とくしゃみをする事があります。
フクロウがくしゃみしていたら、見逃さずに観察してあげることで、体調の変化に気づいてあげる事ができます。
くしゃみの主な理由は私たち人間と対して変わらないので、回数が増えてきたら、以下の要因を疑う必要があります。
詳しい事は、他に飼っている方がいらっしゃるのであれば相談したり、獣医師に聞いてみるのが一番です。
くしゃみを伴うフクロウの病気の可能性を、人間と近いものからまとめてみました。
フクロウでもこういう病気にかかる場合がありますので、飼育環境や食事環境を見直してみましょう。
フクロウの体調不良にいち早く気づける方法として、体重測定があります。
エサや飼育環境によって体重が減ると、命に関わってきますので、小まめに測りましょう。
病原体感染の可能性
冷凍マウスや冷凍ヒヨコ・ウズラをそのまま与える事は、栄養を効率的に取る事が出来るので良い事ですが、栄養過多になったり、その中に病原体を持ったウイルスが潜んでいる場合があります。
内臓や卵黄は細菌が繁殖しやすい部分なので、エサの管理には十分に気をつけましょう。
風邪の可能性
室温の調整、水浴びの水の温度調節をしてみましょう。
フクロウも寒いと感じると、くしゃみをします。
ストレスの可能性
あまりにも小さなケージで飼育したり、フクロウのサイズに合っていない狭いところだと、ストレスを感じやすいです。
お部屋に余裕があるのなら、フクロウのお部屋を作って、自由に動けるスペースを与えてあげると良いです。
ペットとして飼う時も、出来るだけ自然環境に近い状態にしてあげましょう。
止まり木や水浴び場を作ってあげると喜びます。
換羽の時期の免疫力低下
フクロウは一年に一回、古い羽根を新しい羽根に変える「換羽」をします。
その時にエネルギー消費が多かったり体重が減少されていると、蓄膿症や呼吸器系の病気にかかりやすくなるらしいです。
また、発情期や繁殖期が終わっても換羽をするので、ホルモンバランスの乱れなどの原因でもなりやすくなります。
換羽の時期は、顔の周りなどいつも以上に痒そうする事があるので、それもくしゃみが出る要因かもしれません。
そういう時は、いつでも掻けるように、止まり木などに人口芝を巻きつけてあげると、擦りつけて掻くことが出来るのでストレスを軽減できると思われます。
まとめ
フクロウのくしゃみについて、体調の変化と照らし合わせながらまとめてみました。
未だにフクロウについての情報が少ない為に、憶測の部分もありますので、獣医師に色々教えてもらったり、フクロウの飼育本も少しずつ出版され始めているようなので、そちらを参考にしてみてはいかがでしょうか。
フクロウは体調不良が起きても、外見で判断するのは極めて困難です。
くしゃみをする姿が可愛いと思ってしまいますが、放っておかずに観察してあげてください。