何故リード(リーシュ)を繋ぐのか
フクロウ用のリードの事を一般的に「リーシュ」と言います。
どうやって使うのかと言いますと、フクロウをはじめとする鳥類の場合は主に足首に繋げます。
自由を奪われてかわいそうだという意見を良く耳にしますが、これはフクロウが安全に生活する為に必要なトレーニングなのです。
ペットとして飼われる事は、狭い環境に慣れさせる必要があり、始めのうちは本能的に周りの様々な刺激から逃れようとします。
リーシュを繋げる事は、狭い部屋の中で飛び回り、壁などの障害物にぶつかって怪我をさせてしまう危険性を回避する方法のひとつです。
基本的には、フクロウの足首にアンクレットという足輪(犬で言う首輪)を装着し、それに「ジェス」という取り外し可能な革紐を通し、リーシュを結びつけます。
最後にリーシュを「ホコ」と呼ばれる足場に繋ぎます。
このホコにも三角型、アーチ型と様々な種類がありますので、飼っているフクロウのサイズに合ったものを用意してあげてください。
フクロウ部屋が用意できる程スペースがある方でも、出来るだけ繋いであげたほうが、懐いてくれるようになります。
あまりにも自由にさせてしまうと、最悪の場合、野生のようになってしまい、全くしつけが出来なくなってしまう事があるそうです。
人と同じ環境で生きていく為には、多少の我慢をさせる必要があります。
誤ったリード(リーシュ)の繋ぎ方の危険性
フクロウの、怪我を防いだり、環境に慣れさせる為に必要なリーシュですが、誤った使い方をしてしまいますと、逆に危険を伴う場合があります。
特に注意して頂きたいのが、リーシュの長さです。
自由に動き回れるように長くしてしまうと、リーシュが体に絡まってしまったり、首を絞め着けてしまう恐れがあります。
複数飼いの場合は特に注意が必要です。
留守をする時でも、かわいそうな気もしますが、少し短く繋げてあげたほうが様々なリスクから回避出来ます。
また、アンクレットは毎日着けているものなので、消耗しやすいものです。
誤飲してしまう可能性もありますので、古くなったら新しいものに交換してあげましょう。
花蓮さまの、みんなのリード散らかす遊びが始まりました#owl #ふくろう #フクロウ #ワシミミズク pic.twitter.com/Jb0YhPSvbp
— OwlKaren-博物ふぇす D-7 (@saichan110807) 2016年11月14日
まとめ
ペットとして飼われる以上、人と共存する事になるので、ある程度のしつけが必要になります。
フクロウはペットとして飼われる事に慣れていません。
私たちも扱いにまだ慣れていません。
これから何十年も共に生きる訳ですから、飼い主との師弟関係をうまく培って行く事が大切になってきます。