羽毛の美しさや瞳の可愛らしさ、行動の面白さがフクロウの魅力となっています。
しかし、実際に自宅で飼育をするようになれば、臭いの問題は避けられません。
その点に関しての対策や工夫をご存知でしょうか。
専用部屋で放し飼いするときは
フクロウを飼育する場合に、普通にゲージに入れておくというのでは習性に合わないために、ケージに入れずにフクロウ専用の小屋に入れて放し飼いするケースも多くあります。
より自然に近い環境を満たすことができるので、小屋の中を飛び回れることで本能に従った行動をさせることができるようになります。
ただ、このような環境下でも犬や猫のようにトイレを覚えるということはまずありませんので、特定の場所ではなくあちこちに糞をします。
そのために、小屋には臭いが出てしまうことを知っておく必要があります。
床は掃除しやすいフローリングがおすすめ
小屋や部屋でもどこでも糞をするので、手軽に掃除が出来るためにはフローリングがおすすめです。
出来るだけ定期的に掃除をする習慣をつけておけば、臭いの問題を最小限に抑えられるようになります。
フクロウは盲腸糞を排出する!
肉食のフクロウには盲腸があるので、盲腸糞が排出される仕組みになっています。
そのため、粘り気も強く臭いもかなりきつくなります。飼い主が掃除をする際にも、専用の服に着替えて行なわないと洋服に着くとなかなか臭いが落ちません。
小屋や部屋に隙間があるとそこから臭いがもれてしまうので、確認をしておくようにしましょう。
隣家と密集している場合には、臭いの問題で苦情が出る場合もあり得ますので、小屋を設置するにしてもこのような場合には充分な配慮をしましょう。
まとめ
魅力あるフクロウですが、やはり犬や猫と言ったペットとして飼われている歴史が長い動物と違って、糞をどこでもするという習性、盲腸糞による臭いがあるということを理解しておかなくてはなりません。
飼育を始める前の心構えとして、この点も考えておく必要がありますね。