共食いというと凄い事を想像してしまいますよね。しかし、フクロウは他の種類のフクロウを捕食するそうです。この共食いについて調べてみました。

フクロウの共食いとは

ワシミミズクとモリフクロウを、同じイヌ科でも全然違う種類のオオカミとコヨーテに例えてみます。サイズが違うがゆえに、違う獲物を食べてうまく自然界で住み分けしているのであって、どちらかが弱っていたり、雛だったりすれば、当然互いにそれを食べることもあるわけです。

コヨーテが増えすぎたらオオカミとしては目障りなので、適当に捕食します。自然界では大きなバランスの上に成り立っているのです。それと同様に、大型のフクロウは中型や小型のフクロウを、中型のフクロウは小型のフクロウを捕食します。いくら餌にする動物が違っていても、数が増えると目障りであり、数が多いほどいいご飯になります。ですので、フクロウを複数種類同時に飼おうと思っている人は、きちんと理解しないと家庭で共食いを起こしかねません。フクロウは人間の家庭で一緒に飼育されたり、狭い空間に何羽も閉じ込められているとストレスが溜まってしまいます。実際に飼育していたワシミミズクがコノハズクを襲って食べたという悲劇もあるそうです。

フクロウの雛の共食いとは

本来は一緒にしてはいけないフクロウ同士を一緒にして、放置すると、このような悲しい共食いがある事をきちんと頭に入れておかないと大変な事になります。

また、母フクロウが弱った雛を助けようと懸命に暖め、何とか餌を食べさせようとしますが、亡くなってしまいました。母フクロウが、その亡くなった雛を他の雛達に食べさせるという事も起こります。この環境では育てられなかったり、残った他の雛たちを生かすことが最優先と判断すると、元気な子供でも食べてしまったり、捨てる事も起こります。今無理をするよりも、より適した環境で確実に育て上げる事を優先します。これも一種の共食いに当たりますね。

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まとめ

ペットのフクロウと言っても、野生のフクロウと同じです。いきなり本能が目覚め、別のフクロウや他の動物、人間の子供を襲う可能性もあります。フクロウを多種類同じ場所で飼っていたり、別の動物と一緒にしている人は、注意する事が大切です。

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