一般的に飼われているフクロウの餌は冷凍マウスや冷凍ウズラ、冷凍ひよこを主食にしていることが多いですよね。ですがフクロウだって魚を食べるはず!
餌として魚を与えるのはどうなのでしょうか?
フクロウも魚を食べる?
フクロウは基本的には肉食で、野生のフクロウはウサギやネズミなどの小型の哺乳類や鳥類などを主食にしています。また、モリフクロウは魚を取って食べることがあるようで、ウオクイフクロウやマレーウオミミズクなどは魚を主食として食べているようです。
フクロウの中でも魚を食べている種類はいるようですね。
魚を餌にしてもいいのか?
モリフクロウやウオクイフクロウ、マレーウオミミズクなど、野生の個体でも魚を食べている種類ならば、魚を与えてもいいのではないかと思います。ですが、魚だけを与えるのは栄養が偏ってしまい良くないらしく、魚とひよこやウズラなどを併用して与えた方がいいようです。
また、魚を与えると糞の臭いが変わり、マウスやひよこを主食にしているフクロウよりも臭くなってしまうようです。
普通のフクロウと魚を食べるフクロウの違い
哺乳類を主食として食べているフクロウと、魚を主食として食べているフクロウには身体的な違いもあるようです。
一つ目は足です。普通のフクロウは足がふさふさの毛でおおわれていますが、魚を主食にしているフクロウの足はつるつるです。
魚を捕まえるときに水に入り、足に毛があると濡れたままになってしまい、体が冷えてしまうからだそうです。また、フクロウ全般の足の裏には滑り止めのこぶがありますが、魚を捕るフクロウの足の裏は、魚をしっかりつかめるようにそのこぶがより発達しているようです。
二つ目は羽です。普通のフクロウは獲物に気づかれないよう羽ばたく音がしません。
羽がとても柔らかく、羽と羽がぶつかっても音がしないようになっているそうです。さらに、羽の先端にギザギザの切れ込みがあり、そこから空気が抜けて音が出にくくなっているそうです。ですが、魚を捕るフクロウは、羽の音を消す必要がないので、羽は硬く、先端の切れ込みもないようです。
同じフクロウなのにこんなに違うなんて面白いですね。
まとめ
フクロウにも魚を主食にしていたり、たまに捕って食べたりしている種類はいます。
もともと食べている種類のフクロウに、おやつ程度に与えるのはいいようですが、栄養のバランスも考えて他の餌も与えてあげましょう。
また、魚を与える場合は寄生虫などに注意してあげてください。