フクロウは、どれくらいの頻度で糞をするのでしょう?
人間とは違い、鳥類には翼があるため空を飛べます。
危険を察知したら、すぐに飛び立てるようにしておく必要もあり、鳥類は体重を常に軽くしておかねばなりません。
そういった事から考えると、かなりの頻度で糞をすることが考えられます。
糞の頻度に法則はない?飛び際にポトリ!ビクッとしてポトリ!
鳥と猿は、トイレのしつけができないと言われています。
テレビに出てくる猿がいつもおむつをしているのには、そんなワケがあったんですね。
日頃から樹の上で暮らしているのが当たり前の鳥類や猿は、樹の上から地上に糞を落としても、自分の生活圏が汚れる心配がありません。
それで、思いついた場所で心置きなく排泄するのです。
更に鳥類は、いつもすぐに飛び立てるように、自分の体を少しでも軽くしておく必要があります。
食後に糞をポトリ、飛び際にもポトリ、何かに驚いて弾みでポトリ……という具合です。
フクロウの糞の頻度、目安としては?
フクロウ含む鳥類は、肛門と尿道口の二つに排泄孔が分かれていません。
一つの排泄孔から手っ取り早く、糞便と尿を同時に排泄するのです。
身の危険がある場合、長便所では逃げられませんよね。
ちょっと踏ん張って、プリッと糞をしてサッと飛び立っていきます。
これを踏まえると、糞の頻度の目安として考えられるのは……
- 食後に糞をする頻度が高い
- 自分が縄張りとして認識している所、くつろげる場所などは、糞をする頻度が高い
- 部屋の中で一番高い場所。例えば、本棚の棚の上など
- フクロウが止まり易そうな形状をしている物
- 不意に驚かされた時、ビクッとして、ついポトリ
- 生命の危機が迫ったと感じた場合、糞をする頻度が高い
いずれにしろ、「さっき食べたから何分後に」とか「一時間のうちに何回」とかは計れません。
上記に述べた以外は、排泄直前のフクロウの様子を見て判断するしかありません。
(両足を広げてトイレ体勢に入るとか、何か、「これから踏ん張るぞー」というような様子を見せるとか)
他の対策としては、お気に入りの場所が定位置であり、そこで糞をする頻度が高いので、糞の落下位置と予測される場所に予め新聞紙やペットシーツを敷いておくことです。
何かの弾みにポトリの腸糞、一日に一、二度の頻度で盲腸糞
普通の腸糞は、しょっちゅう、何かの弾みにポトリという状況です。
ただ、フクロウは飛びながら糞をすることはないので、その点は救いと言えましょう。
肉食性の鳥であるのにも関わらず、なぜか盲腸を持っているフクロウは、一日に一、二度の頻度で「盲腸糞」というものを排泄します。
ニワトリやシチメンチョウ、ライチョウなども同様に盲腸糞をしますが、肉食であるフクロウの盲腸糞はかなり強烈な臭いがします。
普段の腸糞と比較すると、下痢便のようなドロッとした状態の糞です。
「一日に一匹のマウスを食べたアメリカワシミミズクが、三日に一回程度の盲腸糞を排泄した」という研究報告があります。
ですが、この頻度は、個体の種類、餌の状況や種類、与える量、その他ストレスなどによって変化します。
まとめ
食後や、くつろいでいる時、また驚いた時などの弾みに排泄されるのが腸糞です。
個体差による違いはありますが、定期的な頻度で盲腸糞が排泄されるのもわかりました。
部屋で放し飼いにして遊ばせている時は、どこに糞をするかのチェックを怠らないようにしましょう。
フローリングの隙間等に糞が挟まり、それを放置すれば塗装を腐食させてしまうからです。