鳥類の中でも佇まいが神秘的で謎の多いフクロウ。
種類も豊富ですが、可愛いフクロウだと見ていて飽きませんよね。
ところで、フクロウの首の謎、ご存知ですか?
クルクルと周りますが、その仕組みってどうなっているのか不思議ですよね。
今回はフクロウの首の造りについて調べていきたいと思います。
フクロウの首の不思議
例え話や逸話などでフクロウの首は360度回転すると言われることもありますが、正確には270度まで回すことが出来ます。
左右どちらにも同じように回すことが出来るそうですよ。
そんなに回して頭や首の血管大丈夫?と思ってしまいますが、問題なしとのこと。
丈夫な造りなんですね。
フクロウは視野が110度ほどしかないため、首をクルクルと回して獲物を見つけているのですね。
首をかしげるような仕草も、視野の狭さを補う為だと考えられているようです。
フクロウの首に関する研究
フクロウの首の疑問を解決すべくアメリカである研究が行われました。
医学チームで医師を先導に、自然に亡くなってしまったフクロウを数種使って研究が行われました。
血管の中に血液の代わりに色素を送り込み、頭部と頸部をⅩ線画像で調べたのです。
その結果、頭部の血管に色素を送りこむと顎骨の下あたりの血管が膨らみ続け、血液をためる袋のような状態になることがわかりました。
この袋の役割により、血流の妨げを最小限に抑えているので、首を回しても障害がないのですね。
首を回す動きが可愛い
ネットの動画サイトにてフクロウの様子をアップしている映像を多く見る事ができます。
身近にフクロウを見る事が出来ない方は、ぜひ観賞してみてください。
もちろん首をクル~っと回す動きも見る事が出来ますし、飼い主さんに頭をヨシヨシされて心地よさそうにしているフクロウの表情はとても愛らしいものです。
まるで犬や猫のようです。
フクロウってこんな表情するのか、と驚きますよ。
まとめ
いかがでしたか?
フクロウの首って少し特殊な仕組みだったのですね。
私たち人間のように視線を変えることが出来ないので首を動かして周辺を観察しているのですね。
便利なのか不便なのかはわかりませんが、あの独特な動きは可愛らしいものです。