フクロウやミミズクの人気は急上昇で飼いたいと思う人は増えています。夢だけでは飼えるような生物ではありません。
飼う時の注意点について考えてみましょう。
餌について
フクロウは猛禽類であり、肉食です。血抜きをしていない生肉を食べさせる必要があります。
血抜きをしていない栄養たっぷりの餌はネズミやウズラ、ヒヨコなどです。これらを捌き、食べられるように切ったりします。
この時点で出来ないと思う人も多くいるでしょう。出来ないとフクロウやミミズクは餌を食べず餓死します。頑張って解体して下さい。
どうしても無理なら、鳥のミックス肉のミンチのようなものも売られています。それをたまに利用しても構わないでしょう。
あくまで原則は生肉です。
マウスだけでも栄養が偏るので虫なども食べさせる必要があるそうです。
鳴き声とフンの問題
フクロウは絶叫に近い声で「キャー」と鳴く事があるようです。その声は猫が喧嘩している時の大声に似ています。想像して下さい。その鳴き声が近隣の家に聞こえてしまいますので、配慮しなければなりません。
そしてフンの問題ですが、犬や猫ならしつけは可能です。しかしフクロウは猛禽類です。
人間が専門的にフクロウをしつけている人でもない限り、しつけは出来ません。
当然、部屋はフンだらけになりますので、頻繁に掃除が必要です。
それとつばさを広げて歩き回れるだけの広さも必要なので、フクロウの大きさにもよりますが、広い部屋が1部屋必要になります。
まとめ
フクロウやミミズクは見た目はとても可愛らしく飼いたいと思うのも理解出来ます。でもここで問題にしたように、餌の調達から、鳴き声の問題と近所との関係、部屋の広さの問題など、課題が多いのが現実です。
飼いたい気持ちだけでは飼う事は出来ません。
フクロウやミミズクをペットにしたいのであれば、これらの最低限の条件をクリアして下さいね。
簡単に手放したりすることは出来ないので相当な覚悟が必要です。