フクロウは、ホーホーという声で鳴くのが知られているというよりも、よく映像などで聞くことがあります。そんなシーンはだいたい夜ですよね。
ときどき朝に同じような鳴き方で鳴く声を聞くことがありませんか?ひょっとしたらフクロウかも!?なんて思っている人もいると思います。
そこで、朝鳴いているのはフクロウなのか。フクロウは朝鳴くのかなど、フクロウの鳴き声を中心に調べました。
朝鳴いていたのはフクロウなのか?
ときどき都会でも「ホーホー」という鳴き声を聞くことがありますよね。その鳴き方でフクロウでは?と思う人がいるようですが、都会で鳴く鳥のほとんどはフクロウではなくキジバトです。
森や林などが近くにある自然豊かな場所でなければ、ほぼキジバトと思っていた方がいいかもしれません。
そもそもフクロウの「ホーホー」という鳴き方は、夜によく聞かれる鳴き声のようですよ。フクロウが鳴くときの「ホーホー」は、あまり抑揚のない鳴き声のようです。
キジバトはもっとリズミカルに鳴くので、鳴き方で区別できるようです。また、フクロウのあの鳴き声は2km先までも響いて聞こえるようです。
あの鳴き声をどうやって出しているのかを調べてみると、雄のフクロウには下顎のあたりに「喉袋」があって、その喉袋を膨らませたり縮ませたりしてあの鳴き声を出しているようなんです。
一方、雌のフクロウは、喉袋はありませんが「ホッホッホッ」と語尾を短くして鳴くぐらいのようで、鳴き声が響く範囲は100mほどのようです。雄のフクロウが「ホーホー」と鳴くと、それに応えるように雌のフクロウも鳴くようですね。
また、餌鳴きといって、ヒナが餌をねだるときに鳴く鳴き声もあるようです。ときには、叫ぶように「ギャー!」や「ギアアア!」など何ごとかと思うような鳴き声で鳴くこともあります。
他にも自分の縄張りを主張するために鳴く鳴き声もあるようです。鳥類には縄張りで鳴くことはよく知られていますよね。
まとめ
フクロウは穏やかに鳴くイメージがありましたが、すさまじい鳴き方で鳴くこともあるんですね。どうしても静かに「ホーホー」という声のイメージがあって、毎朝聞くキジバトの鳴き声に重なってしまうこともわかりますよね。
それにしても、あの穏やかにホーホーという鳴き声を夜にじっくり聞いてみたいですよね。