フクロウは保護指定されている生き物であるため、フクロウを飼育したいというときには許可が必要になりますが、猛禽類専門ショップで販売されているフクロウは既に許可を受けているため、一部の種類を除き特別な手続きを行なわずに購入することができます。

フクロウ 警戒心

CB個体のほうが警戒心は少ない

日本の猛禽類専門ショップで販売されているフクロウは、海外で野生のフクロウを捕獲して輸入されたWC個体と、専門のブリーダーの手によって繁殖し育てたCB個体の2つに分類することができます。

WC個体のほうが値段は手頃な傾向がありますが、野生の状態であるため警戒心が強く病気を持っている可能性もあり、飼育が難しいといわれています。

反対にCB個体はWC個体よりは警戒心は少なく、特に生まれて1番始めに人間とみているインプリントと呼ばれる個体は警戒心が少ないと言われています。

行動で警戒心を判断

フクロウはどんな行動をするかによって警戒心や感情を推測することが出来るといわれています。

フクロウは休憩するときは片足立ちの姿勢になり、疲れたら適度に軸足を変えていると言われており、この片足立ちの姿勢は比較的警戒心が少ないことを表しています。

警戒するとあわてて両足で立ちます。

耳羽のある種類のフクロウの場合、耳羽が立ち上がり目立った状態は警戒心が高いことを表し、反対に頭にくっつくように倒れた状態の場合はリラックスした状態と言われています。

また、室内でフクロウがケージ奥の止まり木や隠れた場所にいる場合は、人から離れていたいという意志を示しているため、フクロウが近づいてくるまでは不用意に近づかないようにしましょう。

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しつけは難しい

フクロウの種類によっても性格の違いはありますが、フクロウは猛禽類に属するため犬や猫と同じようにしつけをするのは難しいといわれています。

フクロウになんとかしつけをしようと、怒ったり叩いたりするとせっかく飼い主に対して心を開いていた状態が、一気に警戒心が高まりヘタをすると飼い主を敵と認識する可能性もあります。

フクロウのくちばしや爪は小型であっても鋭いため、攻撃されるとケガをする可能性があるため、フクロウの習性を理解し無理にしつけをしようと思わないことも大切です。

まとめ

フクロウは猛禽類ショップで購入することができます。

ショップにはWC個体とCB個体に分類され、CB個体のほうが比較的人間に対する警戒心は低いと言われています。

フクロウは行動を観察することで警戒心が高いかどうか判断することも出来るため、飼育する上でよく観察するようにしましょう。

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