野生のフクロウが森の中で実際に「ホーホー」と鳴く姿を見ることはなかなかありませんよね。
それでも、森の奥深い場所でホーホーと夜を教えてくれるように、静かに鳴くイメージがあります。
そのイメージは、テレビや映画の影響もありますが、そもそもフクロウは「ホーホー」と鳴く種類だけでしょうか。フクロウの中のコノハズクとは鳴き声は違うのでしょうか。
フクロウとコノハズクの鳴き声を中心に調べました。
フクロウとコノハズクの鳴き声は違うの?
フクロウの鳴き声はいろいろあるものの、フクロウのオスは、まさに「ホーホー」と鳴くようです。その鳴き声は2kmにまで届くほど響くようです。
フクロウのオスには喉袋があります。その喉袋を使ってホーホーという声を出すのですね。喉袋を膨らませたり縮ませたりしながらこの声を出しています。
これがメスのフクロウになると、語尾が短くになり「ホッホッホッ」と鳴く程度のようです。オスの鳴き声は2km離れた場所まで聞こえるほどのようですが、メスの鳴き声はそれほど遠くまで届くわけではないようです。
一方、コノハズクの鳴き声は、フクロウとはまったく違う鳴き声で鳴きます。姿を見ずに鳴き声だけを聞いていたら、コノハズクとは思えないような鳴き声のようです。それでも、澄んでいてはっきりとしていて、リズミカルに聞こえます。人に寄っては、「ブッ、カッ、コー」とも「ブッ、ポゥ、ソー」とも聞こえるようですね。
この特徴のある鳴き声から、他の鳥である「ブッポウソウ」と間違われてということもあったといいます。
フクロウの鳴き方は、フクロウの種類やその時の状況によって鳴き方が違います。餌をねだるときに、「ギャアア、ギャアア」などの強い声で鳴くこともあるようです。他にもここは自分の縄張りだ!という主張する時も鳴くことがあるようですね。
まとめ
フクロウの鳴き方は穏やかな鳴き方だけではないことは、あまり知られていないかもしれません。都会ではフクロウの鳴き声を聞くことはまずありませんが、都会からちょっと足を伸ばすだけで、フクロウの鳴き声を聞ける場所もあります。
千葉県などでは住宅街で聞くこともあるようです。鳴き声は穏やかなときもあれば、叫ぶような鳴き方をすることもあるようです。
フクロウは夜行性です。その姿を見るのはやはり夜のようですね。