フクロウは「ホーホー」という鳴き声を想像する人も多いのではないでしょうか。しかし、フクロウには違う鳴き声もあるようです。フクロウの鳴き声について調べてみました。
フクロウの鳴き声
よく聞く「ホーホー」という鳴き声は、フクロウやミミズク・コノハズクのオス特有のものだそうです。フクロウのオスには喉袋があり、それを膨らませたり縮ませたりしながら「ホーホー」という鳴き声を出すそうです。特に夜によく聞かれるそうで、鳴き声は2kmも響くそうです。
オスに対して、メスにはこの喉袋はなく、短く「ホッホッホッ」という鳴き声だそうで、鳴き声は大体100mくらい響くそうです。また、野生のフクロウは、オスが鳴くとメスがその鳴き声に応えるように鳴く意味もあります。
餌鳴きというのもあり、この鳴き声は雛が親鳥に餌をねだるときの鳴き声です。野生のフクロウやミミズクの場合は、大人になるにつれてそういった鳴き声をすることがなくなるようですが、人に飼育されているフクロウは大人になってもそういった鳴き方をするそうです。
フクロウの種類別の鳴き声
フクロウでも様々な種類がありますよね。その種類によっても鳴き声が違うみたいです。
例えば、モリフクロウは「ケウィック!ケゥィック!」と鳴くようです。テリトリーコール(縄張り宣言)としては時々、「ホォー!ホッホッホォォォォォー!」と甲高い声で絶叫します。
アメリカオオコノハズクは「ホホホホホホホホホー!」と小声で呟き、連続鳴きします。たまに「ワフ!ワフ!」と小型犬のように鋭くも鳴くそうです。他にも「ピイイイイイ!」と鳴いたり、「ギャー!」と鳴くフクロウもいます。
ユーラシアワシミミズクの威嚇の鳴き声は羽を広げて自分の姿を大きく見せながら「ギアアアア!」と鳴きます。威嚇の行動として、くちばしを大きく広げるという行動もあり、こういう動作をした時には、下手に近寄らずにいったん引くようにします。他にも、くちばしを鳴らして威嚇する行動もあるそうです。
まとめ
フクロウには様々な鳴き声があります。餌をおねだりする時や、威嚇する時の鳴き方などその時々によって違います。
中には、「フクロウがどこにいるのか耳を澄ませていると、だんだんと鳴き方で何を話しているのかわかるようになってくる」という方も。
一度耳を澄ませてフクロウの鳴き声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。