公園の木々や電線で休むハトやスズメを見ると、足が1本しかない様に見える時があります。
初めは驚いて見たものでした。
それから、気になった時に観察していると、個体によって2本足もいれば、1本足もいることに気が付きました。
どうして、同じ場所にいながら違いがあるのでしょう。
フクロウも同じ鳥類です。
きっと、立ち方に区別があるに違いないと思います。
フクロウの立ち姿
フクロウが2本足で立つ場面は、次の様なことが考えられる様です。
- どこからか飛んできた時:着地の時は、2本足です。
- 周囲に注意をしている時:危険から素早く逃れるために、2本足で準備します。
- 餌を食べる時:体を安定させるために2本足で立っています。
- どこかに飛び立とうとする時:次の目的地に向かう時は2本足です。
- 普段、何でもない時:普通の時、平常心であれば、2本足で立っています。
・・・など
フクロウが1本足で立つ場面(場合)
- 安心して休憩を取る時
本当に安心して、危険がないことを確認した時に、1本足になる様です。
- 眠る時
フクロウは、木に止まることが本能ですから、上手にバランスを取っていられる様に進化しました。
逆に片足で立っている方がリラックスしてよく眠れる様です。
- 伸びをする時
私達が両腕を伸ばして伸びをするのと同じ様に、フクロウも伸びをします。
右羽を伸ばす時は右足を、左羽を伸ばす時は左足を、それぞれ伸ばします。
- ケガをしている時
ケガをした方の足をかばって、片足になる時があります。
その時は、どこからか飛んできた時も着地は両足でも、直ぐに痛い方を隠します。
- 寒い時
特に、日本よりも気温が高い地域に住む種類のフクロウでは、日本の冬は寒く感じます。
そのために、片足を腹の羽のしまい込み、体温が下がるのを防いでいます。
そして、疲れると、反対の足に入れ替えます。
- 栄養不足の時
特に室内で飼育されているフクロウの場合、適度の日光浴は必要です。
日光浴不足になると、ビタミンなどの栄養のバランスが崩れます。
- 病気の時
内臓の病気がある場合があります。
元気に見えても、羽を膨らませるなどのサインを見逃さず、早めの対応をおすすめします。
・・・など
フクロウの隠れた足はどうなっているのか
まず指を丸めて・・・軽く握るといった方が良いでしょうか・・・
その指をあげて、足を畳んで、お腹の羽の中にしまう様です。
体を支えている足が疲れると、足を交代させるということです。
まとめ
フクロウが1本足で立つことには、理由がたくさんありました。
すっかり安心している場合や、眠っている場合もあれば、何かケガや病気の場合もあります。
それを見極めるには、飼い主が注意深く、普段からフクロウの観察をしていなければいけません。
ですが、普段から、しっかりと触れ合ってさえいれば、すぐ気付けることばかりです。
フクロウから発せられるサインを見逃さない様にしましょう。