フクロウの種類も大きさもかなり多くなっているのですが、近年、その個体数の減少が顕著になり、更なる現象が懸念されています。このような減少は、何が理由で起こっているのかご存知でしょうか。
巣の場所になる候補の減少
ふくろうの減少の原因としてまず考えられるのか。巣の場所になる候補の減少です。
フクロウにとって営巣できる場所がなければ、死活問題になります。
例えば、昔からある森林が伐採されてしまったことで、フクロウを見かけなくなったというのは、どこでもある話です。
当たり前のようにあった巨木が姿を消すことで、巣の場所を探しづらい森林環境がフクロウの減少に影響を及ぼしています。
様々な虫の減少
次に考えられるのか、都市部での様々な虫の減少です。例えば、フクロウにとって巣の場所を確保できても、餌を得られないのでは繁殖も思うように成功しづらくなります。
また、都市部だけではなく自然が比較的豊かな郊外であっても、小型のフクロウが姿を消しつつあるのは、餌になる蛾の主な発生する場所になる広葉樹の種類も減少していることも影を落としています。
また、農薬散布により餌となる虫そのものが種類も数も減少しているのも事実です。
開発により生育適地が減少
現在では、農村地域でも一部は都市化して来ているので、自宅周辺の樹木が消失しています。また、高規格道路、工業団地、ゴルフ場など開発によって生育適地が減少しているのは確かです。
さらに、減少していることでフクロウのヒナを違法に捕獲する人も出ているために、個体の減少に拍車をかけています。
まとめ
フクロウはこのように様々な理由に寄り生育環境が悪化して来ているために、生育適地が限られるようになり、結果的に個体数が減少の一途です。
人間の都合によってフクロウの生息できる場所を少なくさせてしまったことは、とても胸が痛みますね。
縁起の良いフクロウは昔から人々にとって守り神のような存在であるだけに、環境破壊の影響はかなり大きいと言えますね。