野生のフクロウは、夜行性であるために夜になり捕食をしたり活動をしたりしています。しかし、どんな理由でフクロウが夜行性になったのか気になりませんか?
生きるための術として身につけた夜行性の性質を知るとさらに興味が湧くのではないでしょうか。
猛禽類と競合を避けるため
フクロウは猛禽類ですが、それ以外にもタカやワシがいます。夜行性にならざるを得なかったのは、こういった強い猛禽類が捕食や活動をするのに競合を避けるためだと言われています。
実際、昼間に捕食しようとすれば、ワシやタカに捕食されることも珍しくないので、その間は、活動を控えて夜になると活発になる個体が多くなっています。
こういった理由があるのを知ると、フクロウの野性味を感じられるようになりますね。
どんな時間帯に活動するのでしょう?
夜行性といっても夕暮れ時から朝方までかなりの時間帯がありますが、実際にフクロウが活動をするのは、夕暮れ時、明け方の時間帯です。
なぜならば、明け方になれば鳥などが活動を始める時間帯だからです。ですから、明け方の1時間前になると行動を開始するようになります。
一方、夕暮れ時は闇夜になる前の段階ですので、鳥がねぐらに帰る行動をしているので、フクロウもそれをじっと眺めていることが多くなります。いずれも、餌になる小型哺乳類の動きに合わせてフクロウも行動を開始していると言えますね。
狩りのタイミングとしては絶好のチャンスの時間帯でしょう。
夜中に鳴くこともある
夜行性のフクロウですのでその本能の影響で飼育している場合でも、テリトリーを知らせるための鳴き声を発することがあります。
その意味を知ることで、フクロウがむやみに鳴いているのではないことが理解できるようになります。
まとめ
野生のフクロウがどうして夜行性になっているのか、理由を知るとそれだけまた関心も高まりますね。
夜間といっても捕食を目的にしている絶好の時間帯を心得て、行動を起こしているフクロウの生きる姿も賢明さが伝わりますね。